私は、毎年11月から今の時期にかけて、京都と鎌倉を中心に紅葉を撮影していますが、どうも年々、紅葉の色づきが遅くなる傾向にあるように感じます。
鎌倉は、例年、11月下旬~12月上旬が紅葉の見頃と言われてきましたが、今年は、12月も10日に近い今頃になって、ようやく多くの場所で見頃を迎えています。
やはり、これも地球温暖化の影響なのでしょうか。
せっかく見頃になっても、12月になると訪れる人がめっきり少なくなるので、もったいない気がします。
今年は、京都は秋になっても寒暖の差が少なく、温かかった影響からか紅葉がきれいに色づかず、残念でした。
一方、鎌倉はここ数年では紅葉が一番きれいに色づいているのではないかと思います。
今日、鎌倉の紅葉を撮影してきたので様子をお伝えします。
まず北鎌倉の明月院へ。
明月院といえば、「鎌倉のアジサイ寺」として有名ですが、紅葉の時期もおすすめです。
本堂(方丈)の円窓ごしに見える奥庭は、本当に美しいです。
なお、奥庭は普段は非公開ですが、紅葉の時期は、別途500円を支払えば、庭に立ち入って拝観することができます。今年は、12月13日(日)まで、拝観できるそうです。
次に向かったのは、鎌倉随一の紅葉の名所とも言われる獅子舞の谷。
鎌倉北部の尾根伝いに整備された天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)の途中にある紅葉の名所で、落ちた銀杏の葉でできた黄金の絨毯と、頭上の燃えるような朱色の紅葉のコントラストが見事。
以前は、秘境のような場所でしたが、最近は有名になり、人が多くなりました。今が紅葉の最盛期で、もう少しの間、楽しめると思います。
■獅子舞の谷の地図