フリージャーナリスト 森川天喜(あき)の取材記録

フリージャーナリスト 森川天喜の取材記録です

『親鸞 完結篇』 五木寛之

年末、縁あって、五木寛之氏の『親鸞』を読んでいます。
小説としては大変面白いのですが、史実は遥か遠きけり、という感じでしょうか。
しかし、これは、という一節がありました。

「善導大師が、自信教人信、つまりみずからがえた信心を人に伝えることは、難中の難事だといわれた。しかし、そなたのいっていることは、教人信自信、すなわち仏の本願を伝えることによって、みずからの信をえようという逆の道であるかもしれぬ」

「仏の本願」という部分を別のなにかに置き換えれば、今、私のやっている仕事に客観的な意味づけを行おうとすれば、おそらくこういうことなのかもしれない、と思いました。

 

f:id:morikawatakao:20141229104450j:plain

 


Amazon.co.jp: 親鸞 完結篇上 (五木寛之「親鸞」): 五木 寛之: 本