旅行・鉄道作家 森川天喜(あき)の取材記録

旅行・鉄道作家 森川天喜の取材記録です

【富士山登山鉄道構想】はどれくらいの実現性があるのか?

今月から新たに「ITmediaビジネスオンライン」に記事を書かせていただくことに。同メディアは正統派のビジネス誌で好感が持てます。

富士山登山鉄道(LRT)予想図。10月に公表された「中間報告」では図のような低床型車両ではなく箱根登山鉄道のような一般型車両が優位であるとされた(画像:山梨県)

第1弾となる記事は、「富士山登山鉄道構想」について。山梨県富士吉田市富士スバルライン五合目の間、約25~28キロの区間LRT(次世代型路面電車)を整備するというもの。この構想は長崎幸太郎山梨県知事が2019年に知事選に出馬したとき以来の公約です。

しかし、最近、地元の富士吉田市を中心に複数の反対団体が設立され、反対運動が熱を持ってきています。推進する山梨県側が公表した構想の「中間報告」と、反対団体が主催するフォーラムの様子を取材し、双方の主張を検証・記事化しました。

www.itmedia.co.jp

庶民の味方「大江戸温泉」が高級化する理由

先月、取材してきた「大江戸温泉物語Premium 伊勢志摩」の記事を東洋経済オンラインに執筆しました。

大江戸温泉物語Premium 伊勢志摩」大浴場

大江戸温泉物語が近年、高級化路線を取り始めている理由と、11月1日に「湯快リゾート」とブランド統合しますが、その後の事業戦略がテーマです。

Yahoo!ニュースにも転載されましたが、こちらには21日朝時点で900件以上のコメントがついています。全部には目を通せていませんが、大江戸の高級化への反対意見が多いようです。

東洋経済オンライン

toyokeizai.net

Yahoo!ニュース

news.yahoo.co.jp

 

著書『かながわ鉄道廃線紀行』が発売になりました!

著書『かながわ鉄道廃線紀行』が、このほど発売になりました!

『かながわ鉄道廃線紀行』(神奈川新聞社刊)

神奈川新聞電子版の「カナロコ」での連載に大幅に加筆して書籍化しました。神奈川県下に存在する11の鉄道廃線跡を紹介しています。

・第1章 箱根登山鉄道軌道線(小田原電気鉄道)
・第2章 豆相人車鉄道(熱海軽便鉄道)
・第3章 湘南軌道(湘南軽便鉄道)
・第4章 京急大師線と海岸電気軌道
・第5章 横浜市電
・第6章 川崎市
・第7章 ドリーム交通(ドリームランドモノレール)
・第8章 相模線西寒川支線
・第9章 南武線にかつて存在した多くの貨物支線
・第10章 東急東横線桜木町駅周辺の鉄道遺構
・第11章 横浜臨港貨物線

巻頭のカラーグラビア(全32ページ)を充実させたほか、オリジナル路線図や、新聞社から出す本ということで新聞の過去記事、アーカイブ写真等も多数、活用させていただきました。

すでにメディア様でもご紹介いただいていおります。どうぞ、よろしくお願い致します。

ヨコハマ経済新聞

https://www.hamakei.com/headline/12660/

マイナビニュース様

news.mynavi.jp

富山の路面電車乗車体験記など

先月出かけた際に乗車した富山市路面電車LRT)の乗車体験記を中心に、富山県の交通の話題を取り上げたコラムを執筆しました。

富山港線の終点、岩瀬浜
この秋、富山県では「立山トンネルトロリーバス」のラストラン、黒部峡谷鉄道の猫又駅での降車など貴重な交通系の体験ができます。

電車なのか、バスなのか。川崎を走った「トロバス」16年の軌跡

10月14日に川崎市の市営交通事業が80周年を迎えるのに合わせ、川崎市トロリーバスの記事を執筆しました。

高津区の二子塚公園に保存されているトロリーバス車両

川崎市の市営交通事業は、戦時中の1944年10月14日に市電が開通したのに始まり、今年で80周年。戦後の1950年12月にはバス路線を開設し、そして1951年3月にトロリーバスの運行を開始しました。

川崎市トロリーバスは開業後16年で姿を消しましたが、その車両が今も1台、高津区の「二子塚公園」という児童公園に保存されています。

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「新幹線を開発した男」三木忠直の物語

東海道新幹線が東京-新大阪間で開業したのは、1964年10月1日。今年はそれから60周年に当たります。

試験基地が置かれた現在のJR鴨宮駅前には「新幹線の発祥地・鴨宮」の碑が設置されている

これにちなんで、東海道新幹線開業の背景についての記事を書きました。「新幹線の生みの親」というべき存在として、国鉄総裁として政治的な調整を一手に引き受けた十河(そごう)信二や、国鉄技師長で新幹線プロジェクトを率いた島秀雄らがいますが、今回着目したのは、三木忠直。

戦時中に海軍の航空技術者として陸上爆撃機「銀河」や特攻兵器「桜花」などの設計を担当した経験を平和技術として鉄道に生かした、三木忠直の物語です。

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「越中八尾 おわら風の盆」祭り継承へ「推し活グッズ」など販売

先日、取材してきた富山市の「越中八尾 おわら風の盆」の記事を執筆しました。

越中八尾 おわら風の

祭りの担い手・資金不足は全国的な課題。その対策として、おわら風の盆では今年から「推し活グッズ」や町家を活用した80万円の特別観覧席の販売を開始しました。

とても参考になる事例だと思います。

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