フリージャーナリスト 森川天喜(あき)の取材記録

フリージャーナリスト 森川天喜の取材記録です

BIGLOBE会員誌『サーイ・イサラ』

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BIGLOBE会員誌『サーイ・イサラ』2016年2月号の特集記事

ウェブ活用で、旅が断然スマートに!
週末冒険旅行のススメ

の監修をさせていただきました。

↓のページから「ちょい読み」ができます。

サーイ・イサラ最新号:BIGLOBE会員誌『サーイ・イサラ』

PCとスマホで、検索順位の違いが顕著になってきている?

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昨年4月に、グーグルが「モバイルフレンドリーアルゴリズム」を導入したニュースは、ホームページを運営されている方なら、よくご存じかと思います。

 

モバイルフレンドリーアルゴリズムの重要性-Googleの新しいアルゴリズムにどう対応するべきか? | SEO Japan

 

スマホでサイトを閲覧するユーザが劇的に増える中、スマホで見やすい画面を用意してね、とグーグルがサイト運営者に言ったわけです。

具体的には、グーグルが用意した「モバイルフレンドリーテスト」に合格するページを用意する必要があります。

 

モバイル フレンドリー テスト

 

このアルゴリズム導入の結果、モバイルフレンドリー対応済のページは、スマホでの検索結果で、モバイルフレンドリー未対応のページよりも上位に表示される、つまり優遇されるようになりました。

ちなみに、PCでの検索結果は、従来通りの検索結果が表示されます。

はじめのうちは、PCでの検索結果とスマホの検索結果で、それほど顕著な違いは感じられませんでしたが、最近は、かなり違う結果が表示されるようになってきたように思います。

例えば、私が運営する鎌倉の観光情報サイト「鎌倉紀行」を例に見てみます。このサイトは、2015年10月頃に、モバイルフレンドリー対応をほぼ完了しました。

 

鎌倉紀行 鎌倉のハイキングコースと観光スポットのガイドサイト

 

(以下、検索履歴等の影響を受けないようにChromeのシークレットモードで検証)

グーグルで、「鎌倉」というキーワードで検索した場合、2016年1月27日現在、

PC検索 → 「鎌倉紀行」は8位に表示
スマホ検索 → 「鎌倉紀行」は6位に表示

と表示順位が異なります。これは、モバイルフレンドリー対応がなされているため、若干、検索結果にゲタを履かせてくれているということなのでしょう。

逆に言うと、モバイルフレンドリー対応をしていないページが、順位を落とされているという見方もできます。

また、ほかの10位以内に表示されているページを見ると、PC検索では、個人運営を含む昔から鎌倉の情報を発信しているサイトが上位表示されるのに対し、スマホ検索では大手の新規参入組が上位表示されているようです。

いち早くモバイルフレンドリー対応を終えた、大手サイトのほうが、上位に表示されやすくなっているのではないかと思われます。

もちろん、スマホで見やすいページが増えることは良いことなのですが、少し心配なのは、個人が運営している、地元ならではの濃い情報を発信しているようなページが、今後、どんどん淘汰されていくのでは?ということです。

モバイルフレンドリー対応の方法としては、PC画面とは別にスマホ専用の画面を用意する方法や、レスポンシブ対応と言って、画面のサイズに応じてサイトのレイアウトを動的に変化させて表示する方法がありますが、いずれにしても、個人だと、資金やコーディングスキルの問題などで、迅速にモバイルフレンドリー対応をすることが難しいケースが多いのではないでしょうか。

ネットの普及で「誰でも」情報発信可能な世の中になったとよく言われますが、今後は、むしろ、発信者の淘汰が進む可能性もあるかもしれませんね。

三が日の鎌倉 これだけの人が集まっても混乱しないのが日本のすごさ?

鎌倉で初詣といえば、なんと言っても鶴岡八幡宮

神社の公式ホームページによれば、三が日の参拝者の数は、およそ250万人。

狭い鎌倉に、これだけの人が集まるのですから、大変なことですね。

例年、私はピークの時間を外して早朝にお参りするか、三が日が過ぎてからお参りするようにしていますが、今年は正月の鎌倉の様子をビデオ撮影する用事があったので、2日の昼間に鶴岡八幡宮に出かけてみました。

以下が、そのときに撮影した写真。すごいの一言!

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境内では、警察官が数カ所でロープを張って、入場規制をしています。

前の集団が前に進んだら、ロープを上げ、次の集団を通す。

とくに本殿へ向かう大石段は急ですから、誰かが押したりしたら大事故につながりかねません。

昨年秋に、メッカで巡礼者が将棋倒しになり、700名以上が死亡したという事故のニュースが記憶に新しいですが、これだけの人が集まっても、皆が律儀に順番を待ち、混乱が起きないというのが、日本の素晴らしいところ。

当たり前のことのように思いますが、意外にできることじゃないと思いますよ。

正月に日本の国の良さを再認識しました。

 

www.sankei.com

鎌倉の紅葉 今が見頃です!

私は、毎年11月から今の時期にかけて、京都と鎌倉を中心に紅葉を撮影していますが、どうも年々、紅葉の色づきが遅くなる傾向にあるように感じます。

鎌倉は、例年、11月下旬~12月上旬が紅葉の見頃と言われてきましたが、今年は、12月も10日に近い今頃になって、ようやく多くの場所で見頃を迎えています。

やはり、これも地球温暖化の影響なのでしょうか。

 

せっかく見頃になっても、12月になると訪れる人がめっきり少なくなるので、もったいない気がします。

今年は、京都は秋になっても寒暖の差が少なく、温かかった影響からか紅葉がきれいに色づかず、残念でした。

一方、鎌倉はここ数年では紅葉が一番きれいに色づいているのではないかと思います。

今日、鎌倉の紅葉を撮影してきたので様子をお伝えします。

まず北鎌倉の明月院へ。

明月院といえば、「鎌倉のアジサイ寺」として有名ですが、紅葉の時期もおすすめです。

本堂(方丈)の円窓ごしに見える奥庭は、本当に美しいです。

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なお、奥庭は普段は非公開ですが、紅葉の時期は、別途500円を支払えば、庭に立ち入って拝観することができます。今年は、12月13日(日)まで、拝観できるそうです。

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次に向かったのは、鎌倉随一の紅葉の名所とも言われる獅子舞の谷。

鎌倉北部の尾根伝いに整備された天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)の途中にある紅葉の名所で、落ちた銀杏の葉でできた黄金の絨毯と、頭上の燃えるような朱色の紅葉のコントラストが見事。

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以前は、秘境のような場所でしたが、最近は有名になり、人が多くなりました。今が紅葉の最盛期で、もう少しの間、楽しめると思います。

■獅子舞の谷の地図

鎌倉紀行 紅葉の名所、獅子舞の谷への地図 - 地図Z

京都の紅葉、見てきました!

京都の紅葉、見てきました!

11月24日、25日の二日間、京都の紅葉の名所を見てきました。

今回歩いたのは、一日目は、洛北~東山エリア。「床もみじ」が有名な岩倉の実相院からスタートし、曼殊院哲学の道の周辺を歩きました。

二日目は嵐山エリアを歩きました。天龍寺から竹林の道を抜けて、大河内山荘、落柿舎のあたりを歩き、大覚寺、直指庵(じきしあん)まで足を伸ばしてみました。

今年の京都は、寒暖の差が少なかったため、全体的には紅葉があまりきれいに色づいていませんでした。ちょっと残念でしたが、二日目の夜に訪れた、天龍寺塔頭(たっちゅう)の宝厳院のライトアップはきれいだったな!

↓実相院

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曼殊院

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大河内山荘

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↓直指庵

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↓宝厳院

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意外と簡単な京都御所の拝観

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京都御所といえば、もちろん、明治に東京に遷都する以前、天皇の住まわれた場所。

なんだか、特別な場所で、特別な日以外は見学できないような気がしますが、実は拝観は割と簡単。

拝観は約1時間のツアー形式で、申し込み方法は、窓口、郵送、インターネットの3種類。

sankan.kunaicho.go.jp



例えば、窓口申し込みの場合、京都御苑に隣接する宮内庁京都事務所の「参観申込受付」の窓口に行って、もしその日のツアーに空きがあれば、そのまま拝観できてしまいます。

さらに春と秋に行われる京都御所一般公開の時期は、拝観申し込みの手続きも不要。期間中は、雅楽や蹴鞠などの催しも行われます。

平成27年の秋季一般公開は、10月30日(金)から11月3日(火・祝)までの5日間。

京都御所一般公開 - 宮内庁

「日本最古」が目白押し 奈良・山の辺の道を歩く

All About奈良ガイドとしての記事第三弾は、「山の辺の道」を題材に選びました。「山の辺の道」は、記録に残る中で、我が国最古の街道といわれる古代から続く道。
国内の散歩道では、私はここが一番好きかもしれません。

 

allabout.co.jp


悠久の歴史を感じるなんていう壮大な感覚ではなく、古い神社や、野辺の石仏、田んぼのあぜ道など、なんだか幼い頃の記憶を呼び起こしてくれるような、懐かしい気持ちにさせてくれる道です。

 

ちなみに、この道沿いには、道そのもののほか、「日本最古」とされるものが複数あります。日本最古の市場跡、日本最古の神社。あとは、「仏教伝来」の地というのも、それに含まれるかな。