栃木県の芳賀・宇都宮LRT(次世代型路面電車システム)が、2023年8月26日に開業することが発表されましたが、これに関連する面白いデータがあります。
芳賀・宇都宮LRTは、それまで鉄軌道事業を運営したことのない新規の事業体が運営する路面電車としては、実に79年ぶりの開業となるのだそうです。
では、79年前に路面電車を開業したのはどこの事業体か……というと川崎市電を開業させた川崎市交通局なのです。
つまり、川崎市電は、日本の路面電車史の中では「新しい」路面電車なのですが、開業からわずか25年で姿を消します。今回は、その短い「軌跡」をたどる記事を書いてみました。